今回は清涼飲料水にもよく入っている「人工甘味料」について解説していきたいと思います
人工甘味料とは
甘みを感じるものは、「甘味料」と呼ばれます。
その種類は、糖質系甘味料と非糖質系甘味料に分かれます。
糖質系甘味料の中には、砂糖やでん粉由来の糖、糖アルコール(人工甘味料)があります。
非糖質系甘味料の中には、天然甘味料と合成甘味料(人工甘味料)があります。
ただ、ガムやジュース、お菓子などには人工甘味料が入っていることがかなり多いです。
種類としては、、、
・アスパルテーム
・サッカリン
・スクラロース
・アセスルファムカリウム
などがあります。
ガムや清涼飲料水のジュース、お菓子にはかなり入っていることが多いです!
なぜこんなに使われているんでしょうか?
それは人工甘味料の性質に理由が隠されています!
人工甘味料のメリット
人工甘味料は、砂糖の何倍もの甘さがあります。
例えば、スクラロースは、砂糖の600倍の甘さを持っています!
次にアスパルテームは、砂糖の200倍の甘さなのに、同じ1gあたり4kcalなんです
ただ、200倍の甘さがあるため砂糖よりも量を減らした上で甘さを再現することができます。
アセスルファムカリウムは、同じように砂糖の200倍の甘さがありますが、1gあたり「0kcal」なんです
そのため、アセスルファムカリウムを使うと甘さはそのままに低カロリーの製品を作ることができるんです!
そのため、「カロリーゼロ」や「カロリーオフ」と書かれた製品に関しては人工甘味料が使われていることが多いです。
そして、砂糖よりも食後の血糖値の上昇を抑えられることもよく知られています!
人工甘味料の注意点
人工甘味料は、なぜカロリーゼロなんでしょうか。
それは、体内で吸収されずに尿として排出されるからなのです
ただ、100%排出されるわけではなく、体内に吸収されることもあります。
人工甘味料は、1日摂取許容量が決まっており、その量をしっかり守れば、食べ続けても安全に摂取することができます
しかし
2014年、イギリスの医学誌「Nature」では、「人工甘味料の有害な影響」について掲載されています。
その内容は、、、
サッカリンやアスパルテーム、スクラロースの摂取が、マウスで肥満傾向があり、耐糖能異常傾向があったとのことでした。
さらに、この発表ではマウス実験だけでなく人間でも研究されています。
人工甘味料の使用量が多い人ほど、体重や空腹時血糖、ウエストヒップ比、HbA1c、GTT、ALTの数値で関連がありました。
これは、糖尿病やダイエット対策になると思っていた「人工甘味料」でも、とりすぎると体にはよくないことが示唆されています。
最後に
日本では、1日摂取基準という、「毎日、この量までの摂取であれば一生摂り続けても、安全な量」があります
そのため、人工甘味料が入っているから「食べない」という考え方ではなく、頻度や量に注意をしましょう!
カロリーゼロだからどれだけ摂取しても問題ない、というわけではありません。
そして、糖尿病や肥満の対策に良いのは運動と食事内容の改善です。
しっかり体に良い食事内容を取った上で、筋肉量を増やして、インスリンの働きをよくすることが重要です!
トレーニングをして、しっかり理想の身体を手に入れましょう!!